強にんにく式タンメン? 『野郎ラーメン 神田本店』 神田
野郎ラーメン。
こんなのあったっけ?
そんで、なんだか聞き覚えがある。
ああ、上野で入った重厚煮干しそば大ふく屋にあったメニュー。
それが独立したようだ。(おもての記事に書いてある)
店内はちょうど満席で、待ちは1人。
まぁ、レポするにはいい具合なんで並んでみることに。
昨今では「郎」が付いた時点で二郎インスパイア系なパターンが殆どだが、これもそんな感じ。
しかし、ニンニクやタレ、化調まで券売機になっているのは珍しい。
とりあえず野郎ラーメン(680円)の食券を買い、中を眺めながら待つ。
厨房及びカウンターは外から丸見えなので、提供されるブツを確認しつつトッピングを選択する戦法を取る。
回転初段のロットであるが、提供も順繰り。
二郎インスパイアではあるが、二郎のように一気に茹で上げて6、7人前を提供するのではなく、3人前程度ずつだろうか?
野菜はオーダーが入るとフライパンで炒めて調理を行っており、茹で野菜のように大量作り置きが無い。
だから、後からトッピング増しをするオーダーではなく、前注文50円券が必要なわけだな。
出来上がるラーメンを見ていると、どんぶりがデカい訳でもなく、盛りも大した雰囲気ではないので野菜増しを購入した。
1人目~3人目の客が頼んでいたメニューは大盛や豚野郎ラーメン(チャーシュー増し)だったので、思いのほか待たされ、15分で着席。
途中で食券を渡すタイミングがあったので、着席からは2分掛からずに出てきた。
ニンニクは増しチケットがあるにも関わらず、量を聞いてくる。
オフィス街ということもあり、抜きや少しにする客が多いんだろう。
店員「ニンニクの量はどうされ‥あ、増し‥ですね」という反応だった。(未だにニンニクを食う気がないのに二郎・インスパイア系に入る発想がわからん)
到着したどんぶりは若干ベタって油っぽい。
床も靴の底がぬめるくらい。
狭い店内で野菜を炒めるから、よっぽど油が空気中に舞っているんだろうな。
さてさて、お野菜をどけてまずはスープを。
ごくっ‥
う?
薄い?
なんですかこのライト感。
爆盛ラーメンが食べたいけどコッテリ過ぎるのは苦手な人にオススメ。とあるが。
それとこれとはちょっと違うんでない?
ここでの薄いは薄っぺらいの意味。
少しワシワシした麺とがっつりニンニクがあるものの・・・
これは二郎という客寄せネーミングが欲しいだけのフェイクタンメンである。
大ふく屋という立派な名前があり、独立させたのはいいが。
商売っ気が出過ぎでちょっと俺は。
昔で言うジロリアンではないけど、二郎ファンの一人として、なんでもかんでも『郎』をつけて金稼ぎをしないで欲しい。(まぁ、金を稼ぐのが商売なんだけどさ)
隣には油屋製麺という店があり。
「ごはんを一膳譲ってくれないか」というやり取りがあった。
野郎ラーメンは快く茶碗にご飯をよそってあげていた。
同業者だけどお隣さんに米(や、醤油など)を貸す(借りる)なんて、なんか温かい感じがしてちょっと印象が良くなったんだが。
トイレに爪楊枝を置くのは不衛生だからやめたほうがいい。
ごちそうさん。
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